皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ご無沙汰なケント100Sでございます。

前回のマスターグレードジム改を作り終えてしばらくプラモデル製作を休憩していました。

元々手が遅い上に製作スパンも長いというブログ向きじゃないモデラーでございます(笑)

最近また作りたくなってきたので、超不定期ブログを再開したいと思います。
御用とお急ぎでない方はお付き合いいただけると嬉しいです(´∀`*)


さて、今回のキットはまたもやガンプラです。
お題はザク。
というのも、何故か急に大河原邦男御大の描くあのザクを作りたくなってしまいました。
IMG_1546
ガンダムを知らない方でも「何か見たことあるかも〜」な、あのザクでございますよ。
これって若い方にはどういう印象なんでしょうか。
古臭くて野暮ったい感じなんですかねー。
昭和モデラーな私としては未だに色褪せない、永遠のテーマみたいなデザインなのです。

ガンプラのマスターグレードシリーズが始まって以降、リファインされキット化されてきた様々なザクがありますが、やっぱり時々はここに戻ってきたくなるものです。
昨今のザクも良いとは思うんですが、世代的にザクといえばやっぱりこれなんですよねー。

そして、原点であると同時に再現するのがとても難しい。
多くのモデラー諸氏が素晴らしい大河原ザクを作っておられますが、私も稚拙ながら挑戦してみたいと思います。

製作に入る前にベースキットを何にしようかと、在庫をあれこれ眺めてみました。
最初に手にしたのはHGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)
あ、古い方です(笑)
このキットは何度も作ってきましたが、今更ながら新しい発見がありました。
IMG_1533
リファインされたデザインに近づけようとあれやこれやと工作してきたこのキットですが、こんなに大河原ザクをうまく取り込んだ造形だったとは。
ガワラ立ちがこんなに似合ったんだねー。
おっちゃん気づかなかったよ。
HGUCも良いんですが、やっぱり今回はいわゆる旧キットでいきたい。

ということで、ベースキットはこれにしました。
FullSizeRender
おっちゃん達の大好物、MSV(モビルスーツバリエーション)シリーズから、1/144ザクマインレイヤーです。
箱絵がシブい(笑)
定番の1/144旧型ザク(旧キット)の下半身があればありがたいんですが、残念ながら手元にないのでまるっとマインレイヤーを使います。
ちなみにこのキットにはノーマルザクのランドセルが付属しているので、マインレイヤーと選択式になっています。

今回のザクを作るにあたって、ざっくりと決めたことは


・大河原ザクの完全再現ではなく、私のイメージする大河原ザクを作る
・ポーズは固定、ガワラ立ちのみ
・初心に帰って筆塗り
・マーキングも手描きでいきたい

こんな感じ。
そしてタイトルにもあるとおりJ型にしようと思います。

といっても両脚にミサイルポッドをつけるだけなんですけどね(´・ω・`)
イメージソースはこちら(右側)
IMG_1532

安定の長い前置き(笑)
ここからが本題でございます。

IMG_1539
どっしりとした印象です。
これはこれで味があって良いんですが、今回は目指す形が違うのであれこれ手を加えていきたいと思います。

まずは脚から。

考えなしに足の甲パーツを切り離します(笑)
そしてとりあえず1mm幅を詰めました。
IMG_1540
爪先のあの独特なラインを再現したいので、念のため爪先にポリパテ(ポリエステルパテ)を裏打ちしておきました。
爪先を削るか盛るかはバランスを見て決めていきます。
IMG_1541
裏打ちとは、改造の際パーツの肉厚以上削り込む可能性があるのを見越して、裏側にパテ類やプラ材をあらかじめ充填しておくことをいいます。
要はパーツに穴が空いちゃわないための保険です。

次は大腿部です。
ここも膝関節付近にエポパテ(エポキシパテ)を裏打ちしておいてざっくりと削り込んでおきました。
むちっとしたラインを出したいので下を削り込んですぼめるのと、膝関節を少しだけ鳥脚気味にするのが狙いです。
IMG_1543
膝関節は画像のように加工して、塗装後に接続します。

次はスネパーツです。

ここも同じくエポパテで裏打ちしておきました。
プラパーツにエポパテがしっかり食いついてくれるように、ナイフなどで下地を荒らしておきます。
いわゆる足付けです。
IMG_1542

ここでまたちょっと脱線しますよー(`・ω・´)

大河原ザクの再現で見られる外側ふくらはぎの直線的な造形。
IMG_1534
私はそれにどうしても違和感を覚えてしまいます。
たしかに直線的に見えます。
でもですよ。
IMG_1538
旧ザクがこのラインなのに、ザクにマイナーチェンジ(?)する際にここのラインが変わるのかなーって。
動力パイプを外に出したから?
いやーどうなんでしょう?
ぶっちゃけ私は内側同様外側にも膨らみがある方が自然だと思っています。

あくまで推測なんですが、↓の
IMG_1537
クリンナップ前のデザインでしたかね、これ。
矢印部のダクト(?)的なデザインが無くなる際に左脚外側のアウトラインが(何故か)反映されなかったんじゃないかな?とか思ったり。
勝手な推測なので根拠などございません(笑)
大河原ザクを忠実に再現するのであればその造形もアリだと思うんですが、私はどうしても…やっぱりそれ変じゃね?って思ってしまいます。

なので私は内外膨らみがあるふくらはぎを目指します。

ここもとりあえずざっくりと削り込んで大体の雰囲気を確認してみました。
IMG_1544
まだふくらはぎの削り込みが足りないっぽいですね。
またリューターでガリガリやります。
ついでにくるぶし付近の裾は外側だけ1mmほど下に伸ばしてみました。

大まかな調整をしたので、一度下半身の雰囲気を確認してみました。
IMG_1545
いやーまだまだですなー。
でも素組の棒立ちよりは雰囲気が良くなったと自画自賛(笑)
股関節の軸はキットのものを切り詰めて調整しています。
IMG_1547
分かりづらいビフォーアフターで申し訳ないです(笑)
今回は結構勢いで工作してしまっているので、ブログ用の画像を撮り忘れることが多いです。
ごめんよ(´・ω・`)

やっぱりブログ向きじゃないモデラーでございました(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございます!
それでは、また(*・ω・)ノ