皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ケント100Sでございます。

今回もフジミ1/100出雲大社を造営してまいりますぞ。
仮組みを終えてざっくりと塗装や接着の手順を決めたので、地面の方から上に進めていきます。
なお、記事内の組立説明書画像については、全てホビーサーチ様から引用しております。

そしていつも以上に分かりづらい説明になると思います。
もう完全に私の備忘録です(笑)
それでもよければお付き合いください。





1.土台


仮組みして最初に感じたのは“ある程度のブロックに分けて接着→塗装→最終組立”という流れがいいかなということです。
パーツがどれも大きいので、どこでブロック分けするかで作業効率が変わりそうです。

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土台パーツにずらりと並んでいる礎石(束石)の部分に、縁束と呼ばれる柱が収まる⬜︎や◯の凹みがあります。
なるべく全ての縁束と壁が礎石に綺麗に収まるように(座りが良いように)組んでいく必要があります。
浮いちゃうと変なのでね。
塗装のことも考慮して、土台と縁束は最終組立で接着することにしました。
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後は玉砂利(?)のモールドがまばらで、その隙間が何かプラモデルっぽくて気になるので、情景用の細かい砂を撒いて接着してみようと考えています。
うまくいくかな…?

2.土台〜縁板

ここは多分よく分からない説明が多いです。
覚悟してもろて(笑)
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土台の礎石の上に、24本の縁束と床下の壁を座り良く収めて、尚且つ縁貫というマッチ棒みたいな横木を24本接着する工程がちょっと大変かもです。

私の場合は↑画像を1ブロックと考えて進めていますので、組立説明書の手順を少しアレンジしています。
流し込み接着剤で↑の各部をある程度接着して、縁板のパーツは接着せずに位置決めとして嵌め込んでおき、礎石に押し付けながら各部の座りとパーツの合いを調整していきます。
焦らず、でも接着剤が乾かないうちに。
じっくりやりましょう。

収まったら縁板の上に重しを置いて一旦乾燥。
パーツが動かないくらいに乾燥したら最後に流し込み接着剤を追加してしっかり固定、という方法で組み立てました。

自分でも何言ってるか分かんないです(笑)
こんなんうまく説明できねーわ!

要は接着剤乾燥前にしっかり位置決めをした方が良いよってことです。
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この角材のようなパーツを延々と整えていく作業が結構大変でした。
こんなんやらなくても何も問題ありません。
あえて茨の道を選ぶのは完全なる自己満足です(笑)
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礎石から変に浮くことなく位置決めができました。
細かいことを言うと壁部分は若干浮いてしまっています。
これだけのパーツを貼り合わせていけば、必ずどこかに歪みのしわ寄せがきますよね。
それを如何に目立たない箇所に追い込むかがポイントかなと思います。
最終的に壁部分はほぼ見えないですし、影色が入ればより分からないのでヨシとしました。
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組立説明書はこんな感じ。
工程5〜9が前述の「大変かも」な部分ですが、焦らずやれば特に問題ないと思います。

工程10の四角い板が縁板です。
これを工程11のように接着してしまうと、塗装の時に難儀しそう(エアブラシのミストが奥に届かなそう)だったので、私は安全策をとって別ブロックにしました。


御本殿に登る部分(向拝でいいのかな)、ここも別ブロックにしています。
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↑はまだ接着していない仮組み状態です。
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塗装後にすんなり収まってくれるように、仮組みを繰り返して嵌め合いを調整しています。
もうホント気分は宮大工さんです。
ここはブロックにしておいてもミストは回ってくれそうなのですが、縁板と接続する部分なので先に接着固定しておくと後々の微調整が効かなくなります。
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仮合わせをしてみるとやっぱりここはブロックにせず、最後に調整しながら本接着した方が良さそうです。


3.壁面



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工程14で四方の壁を接着して縁板に接着する流れなのですが、壁面だけを1ブロックにした方が何かと都合が良いのでそのようにします。
縁板に壁パーツ位置決めの溝があるので、そこに合わせて壁の四隅を接着。
乾燥後に流し込み接着剤を追加してしっかり固定しました。
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そのままだと接着面積が心許ないので、アングル材(L型プラ材)で補強しています。
何かの拍子でグニャっと菱形にならないための保険です。
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正面の御扉や簾(すだれ)などのパーツはそれぞれ塗装した後に接着します。
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扉などは開閉する構造になっているのですが、開けたまま固定した方が無難かな。
簾が見えてた方が特別拝観みたいですし。

4.屋根周り



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工程17、24のとおり、屋根は大小共に箱組みで厚みを出す構造です。
ここもちょっと大変かも。
いきなり本接着すると多分うまく合わないです
仮組みを繰り返してパーツの合いを調整して、流し込み接着剤で位置合わせをしながら貼り合わせていきました。
流して揉んで寄せて押さえて、少しずつ接着していくとよきかも。
それでもやっぱり何処かしらに隙間(しわ寄せ)ができてしまいます。
これはもう「こういうものだ」と割り切って進めました。
パテ類で隙間を埋めると何か不自然になりそうなので、今回もみんな大好き伸ばしランナーを駆使します。

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↑画像はafterです。
隙間やズレのある部分に伸ばしランナーを接着して、エッチングソーの刃で引っ掻くように均していきました。
実物の屋根の構造が檜皮葺きという檜の樹皮を幾重にも重ねて竹釘を打つという作りなので、あえてスジを残す感じで接合面を馴染ませています。
とりあえずこの方法でやってはいますが、正直サフを吹いてみないとどんな感じになっているか分からないです。
違和感がありそうならまた修正します。

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屋根に乗る置千木と鬼板は合わせ目の処理のみ。
何気にここも手間がかかりました。
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勝男木は格子状のモールドが入っています。
何かな?と思って調べると、芯の木材に貼った銅板の継ぎ目の表現みたいです。
(1/100スケールなので)実物を100m離れた所から見て、この継ぎ目が見えるかといえば…多分見えなさそうです。
今回は模型的な誇張ということで、ナイフで一度なぞってスジをつけておきました。
塗膜でほぼ埋まってくれるといい感じになるかもです。

5.今回のまとめ



「この出雲大社は書くことないかも」とか言っておきながら、結局またいつもの長文になってしまいました(笑)
開き直って自己満足で書いておりますが、この先もし出雲大社のプラモデルを作る方がいたら、ここに辿り着いてくれればありがたいです。

そうそう。
おまけというか失敗ネタをひとつ
御本殿右奥にお神輿が置いてあるのですが、組立説明書を読み違えて担ぎ棒を四方に接着していました(笑)
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パーツが8本あるし、四方に担ぎ棒があるお神輿もあるじゃないですか。
収まりが悪いなぁと思って確認したら「4本は予備です」だって(笑)
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予備が2本なら気づきやすかったのになぁ(笑)
これで御本殿右奥に収まってくれました。
だから組立説明書はしっかり読みなさいとあれほど(略)

そんな凡ミスもありつつ、ようやくパーツ整形とブロック単位の接着が終わったので記事にしてみました。
パーツ形状にあまり変化がないので、普段の模型より整形時間が長く感じました(笑)
でも工作が終わった時の達成感はすごいです!

組み立てに関しては、懐かしさを覚える「古き良きスケールモデル」だなぁというのが率直な感想です。
良くも悪くも色々と曖昧な部分が多く、接着の位置決めなどを作り手が判断する必要があるので、初心者向けのプラモデルではないかもしれません。
ただ、細かすぎて作れない!という類のキットではないので、ご興味ある方は作ってみてください!
迫力があって組み応えもありますよ(`・ω・´)b
私自身も製作依頼がなければキットの存在すら知らないままだったかも。
良い経験をさせていただいてます。


さて、次回は【塗装編】となります。
各部の質感をどう表現しようか、また作戦を練りたいと思います。
地味な工作が続きましたが、ようやくここからが楽しい工程です!
でもちょっと休憩_(:3 」∠)_


最後まで読んでいただきありがとうございます。
参考になれば幸いです。
よかったら拍手やコメントなどいただけると励みになります!
それでは、また(*・ω・)ノ


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