皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ケント100Sでございます。
出雲大社、ようやく塗装編に突入です。
旧暦の神無月は10月の間。
八百万の神様が出雲に集まる期間で、島根県以外は神様が居ないことになっています。
お留守の間にこっそり仕上げて、帰って来られた時にびっくりさせましょう(笑)
実際はまだまだ途中段階なのですが、いったん備忘録的にまとめておこうと思います。
撮影した塗装レシピ用画像が、どれがどこだったか分かんなくなってきたので(笑)
なお、今回の塗装は2013年(当時60年ぶり)に行われた「平成の大遷宮」といわれる改修工事後の資料画像を参考にしています。
こんなシブいプラモデルの塗装記事が読みたい方がいるかどうかはともかく、よかったらお付き合いください。
ほとんどが石なので、それっぽく着色していきました。

基本色はクレオスのMr.カラー#315をベースに#321と#92で調整して吹いています。
(以下、基本色は全箇所クレオスです)

その後、タミヤエナメル塗料各種↑の混合比を変えたりしてウォッシングとドライブラシ。
(以下、上塗りは全箇所タミヤエナメルです)

単品だとちょっと青味が強い気がしますが一旦ここまで。
最後に全体のバランスを見て調整していきます。
実はこっそり雑草でも生やしてみようかと思っていたのですが、資料画像では綺麗に手入れされていたので(当たり前)緑色が使えず、ちょっと冷たい雰囲気になっております。
ちなみに、御本殿真下に開けている2ヶ所の穴は、展示ケースとのボルト締め用穴です。

#43#41をベースに#321#310で好みに調整して吹いています。

下地の黒サフがムラになる感じに吹いています。
まだ単調な感じなので、ウォッシングとドライブラシでどう変わるか自分でも楽しみです。
様子見で向拝(入口部分)の部材をウォッシングだけしてみています。


木目っぽく拭いながら試行錯誤中です。
木目の雰囲気が決まれば一度コートしておこうかな。
実物の白っぽい色味はその上からドライブラシで表現してみます。
ここが一番難しいので、めっちゃ時間かかるかも。

基本塗装は#43+#41をベースに#49#48で味つけした色を吹いています。

エナメル各色↑でウォッシングとドライブラシ。


伸ばしランナーで隙間を埋めて処理した部分は、割といい感じに馴染んでくれたようです。
実は基本塗装の時、クリアカラーを昔の染料系を使って混色したのですが、いわゆる“滲み”ってやつが出てしまって往生しました(笑)
すげー赤っぽくなって焦った(´・ω・`)
なぜかアクリル溶剤で拭いたら赤味だけがうまく拭えたので、あらためて顔料系クリアカラーを混色して吹いています。
昔の染料系クリアカラーは単色で使わねばあぶねーですな。

#92に#1をちょっと加えた黒に近いグレーを吹いています。
同様の2色(エナメル系)を、割合を変えて段階的にドライブラシしています。

画像では分かりにくいかもですが、結構キツめにドライブラシしています。
一番陽が当たる所なので、これくらいでもいいのかなと。
破風の黒い部分は屋根部材諸々と同じ。

緑色は#6に少し#92を足して吹いています。

ウォッシングとドライブラシは↑の各色。

で、現状こんな感じ。
厳密にいうと緑色の部分は、御本殿と向拝で塗り方が違うのですが、誰も興味ないでしょうから省略(笑)
金色に輝く御神紋は最後にマスキングして吹きます。
ちなみにこの緑色は緑青(ろくしょう)かと思っていたのですが、調べると“ちゃん塗り”といわれる古の技法で塗ってあるそうな。
最後に簾です。

下地に#9を吹いて#48に#79を少量足したものを重ね吹き。
#9でうっすらドライブラシして(画像撮り忘れてますが)クリア+クリアレッドでコート。
スミ入れはエナメル系で(同じく画像撮り忘れ)

後は艶の調整待ちです。

2008年の本殿特別拝観(59年ぶりだそうな)の画像を参考にしていますので、メーカー作例とは違う感じになっております。
もう少し朱色っぽい方がよかったかも(´・ω・`)
塗装の工程が多くて大変です(´・ω・`)
やりたいことがありすぎて、進捗はまだ6割くらいかなぁ。
工作以上に時間かかりそうです。
五十肘の痛みが残りつつの塗装開始で、下地の黒サフを吹いている段階で

思わず心の声ががが(笑)
神様に怒られるで。
余談です。
私のエアブラシ環境はクレオスさんのコンプレッサーL5(昔のやつ)とノズルφ0.3のハンドピース(サ終のPS-264)。
長いことお世話になっている最低限度の環境だと思うのですが、今回大物を吹いてみて初めて限界を感じました。
リニアコンプレッサーのデメリットをあらためて実感しましたよ。
普段通りシュッシュッと低圧で小刻みに吹く分には問題ないのですが、大面積を吹くのに全開押しっぱ吹きっぱだと数秒で0.07MPaくらいまで落ちちゃいます。
ノズルから粒が吹いたりで散々でした(´・ω・`)
だからノズルキャップ外しとけとあれほど
物が大きいからスペック不足に感じるのかな?
L5君はスペック通り仕事してるのかね?
と思って、古い説明書を引っ張り出してきて一応調べました。
我ながら物持ちいいね(笑)
定格圧力:1.0kgf/cm2(=0.098MPa)
最高圧力:1.2kgf/cm2(=0.118MPa)
吐出空気量:0.5kgf/cm2(=0.049MPa)
(当時の仕様を換算しています)
うちの圧力計が壊れてなければ大体スペック通り出てました。
疑ってごめんよL5君(´・ω・`)
しかしもう20年近く前のPS-301コンプ/エアブラシセットですよ?(現行品はPS-321かな)
今でも普通に使えるって逆にすごくないですか?
さすが信頼と実績のグンゼ産業(株)ホビー部!
また無駄話が長くなってしまいました。
ということで、すげー中途半端な状態ではありますが、次回【塗装編②】に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
参考になれば幸いです。
よかったら拍手やコメントなどいただけると励みになります!
それでは、また(*・ω・)ノ

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ケント100Sでございます。
出雲大社、ようやく塗装編に突入です。
旧暦の神無月は10月の間。
八百万の神様が出雲に集まる期間で、島根県以外は神様が居ないことになっています。
お留守の間にこっそり仕上げて、帰って来られた時にびっくりさせましょう(笑)
実際はまだまだ途中段階なのですが、いったん備忘録的にまとめておこうと思います。
撮影した塗装レシピ用画像が、どれがどこだったか分かんなくなってきたので(笑)
なお、今回の塗装は2013年(当時60年ぶり)に行われた「平成の大遷宮」といわれる改修工事後の資料画像を参考にしています。
こんなシブいプラモデルの塗装記事が読みたい方がいるかどうかはともかく、よかったらお付き合いください。
1.地面
ざっくり地面と書いちゃっていますが、束石や浜床がモールドされた板状パーツです。ほとんどが石なので、それっぽく着色していきました。

基本色はクレオスのMr.カラー#315をベースに#321と#92で調整して吹いています。
(以下、基本色は全箇所クレオスです)

その後、タミヤエナメル塗料各種↑の混合比を変えたりしてウォッシングとドライブラシ。
(以下、上塗りは全箇所タミヤエナメルです)

単品だとちょっと青味が強い気がしますが一旦ここまで。
最後に全体のバランスを見て調整していきます。
実はこっそり雑草でも生やしてみようかと思っていたのですが、資料画像では綺麗に手入れされていたので(当たり前)緑色が使えず、ちょっと冷たい雰囲気になっております。
ちなみに、御本殿真下に開けている2ヶ所の穴は、展示ケースとのボルト締め用穴です。
2.壁、柱など
ここは全体の雰囲気を決める部分なので、一旦基本塗装まで終わらせておいて、ウォッシングとドライブラシは最後に回してあります。
#43#41をベースに#321#310で好みに調整して吹いています。

下地の黒サフがムラになる感じに吹いています。
まだ単調な感じなので、ウォッシングとドライブラシでどう変わるか自分でも楽しみです。
様子見で向拝(入口部分)の部材をウォッシングだけしてみています。


木目っぽく拭いながら試行錯誤中です。
木目の雰囲気が決まれば一度コートしておこうかな。
実物の白っぽい色味はその上からドライブラシで表現してみます。
ここが一番難しいので、めっちゃ時間かかるかも。
3.屋根
屋根も地面同様にある程度塗装しているので、最後の調整待ち状態です。
基本塗装は#43+#41をベースに#49#48で味つけした色を吹いています。

エナメル各色↑でウォッシングとドライブラシ。


伸ばしランナーで隙間を埋めて処理した部分は、割といい感じに馴染んでくれたようです。
実は基本塗装の時、クリアカラーを昔の染料系を使って混色したのですが、いわゆる“滲み”ってやつが出てしまって往生しました(笑)
すげー赤っぽくなって焦った(´・ω・`)
なぜかアクリル溶剤で拭いたら赤味だけがうまく拭えたので、あらためて顔料系クリアカラーを混色して吹いています。
昔の染料系クリアカラーは単色で使わねばあぶねーですな。
4.装飾など
屋根に乗っかる部材諸々の基本塗装は全て
#92に#1をちょっと加えた黒に近いグレーを吹いています。
同様の2色(エナメル系)を、割合を変えて段階的にドライブラシしています。

画像では分かりにくいかもですが、結構キツめにドライブラシしています。
一番陽が当たる所なので、これくらいでもいいのかなと。
破風の黒い部分は屋根部材諸々と同じ。

緑色は#6に少し#92を足して吹いています。

ウォッシングとドライブラシは↑の各色。

で、現状こんな感じ。
厳密にいうと緑色の部分は、御本殿と向拝で塗り方が違うのですが、誰も興味ないでしょうから省略(笑)
金色に輝く御神紋は最後にマスキングして吹きます。
ちなみにこの緑色は緑青(ろくしょう)かと思っていたのですが、調べると“ちゃん塗り”といわれる古の技法で塗ってあるそうな。
最後に簾です。

下地に#9を吹いて#48に#79を少量足したものを重ね吹き。
#9でうっすらドライブラシして(画像撮り忘れてますが)クリア+クリアレッドでコート。
スミ入れはエナメル系で(同じく画像撮り忘れ)

後は艶の調整待ちです。

2008年の本殿特別拝観(59年ぶりだそうな)の画像を参考にしていますので、メーカー作例とは違う感じになっております。
もう少し朱色っぽい方がよかったかも(´・ω・`)
5.今回のまとめ
(コンプレッサーの話もあるので長いよ)塗装の工程が多くて大変です(´・ω・`)
やりたいことがありすぎて、進捗はまだ6割くらいかなぁ。
工作以上に時間かかりそうです。
五十肘の痛みが残りつつの塗装開始で、下地の黒サフを吹いている段階で

思わず心の声ががが(笑)
神様に怒られるで。
余談です。
私のエアブラシ環境はクレオスさんのコンプレッサーL5(昔のやつ)とノズルφ0.3のハンドピース(サ終のPS-264)。
長いことお世話になっている最低限度の環境だと思うのですが、今回大物を吹いてみて初めて限界を感じました。
リニアコンプレッサーのデメリットをあらためて実感しましたよ。
普段通りシュッシュッと低圧で小刻みに吹く分には問題ないのですが、大面積を吹くのに全開押しっぱ吹きっぱだと数秒で0.07MPaくらいまで落ちちゃいます。
ノズルから粒が吹いたりで散々でした(´・ω・`)
だからノズルキャップ外しとけとあれほど
物が大きいからスペック不足に感じるのかな?
L5君はスペック通り仕事してるのかね?
と思って、古い説明書を引っ張り出してきて一応調べました。
我ながら物持ちいいね(笑)
定格圧力:1.0kgf/cm2(=0.098MPa)
最高圧力:1.2kgf/cm2(=0.118MPa)
吐出空気量:0.5kgf/cm2(=0.049MPa)
(当時の仕様を換算しています)
うちの圧力計が壊れてなければ大体スペック通り出てました。
疑ってごめんよL5君(´・ω・`)
しかしもう20年近く前のPS-301コンプ/エアブラシセットですよ?(現行品はPS-321かな)
今でも普通に使えるって逆にすごくないですか?
さすが信頼と実績のグンゼ産業(株)ホビー部!
また無駄話が長くなってしまいました。
ということで、すげー中途半端な状態ではありますが、次回【塗装編②】に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
参考になれば幸いです。
よかったら拍手やコメントなどいただけると励みになります!
それでは、また(*・ω・)ノ
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